雑草のはなし その1 カタバミ
雨が降り、気温が高くなってくると悩まされるのが雑草。 畑に限らず、どこででもお目にかかる「やっかいもの」のひとつです。
今年は4月の低温と5月の高温+少雨ということで、野菜も育たなかったけれど、
おかげで雑草もあまり生えて来なかった。
………ところが、梅雨入りして雨が降り地面が潤ったとたん、でてくるでてくる
いろんな雑草。抜いても抜いても振り返ったらまた生えてる……という感じで
田畑を覆いつくします。 基本的に除草剤は使わないので、人力で除草するのです。 頭のテッペンから日が差す時間まで、もくもくとただひたすら抜き続けるのです。 カタバミは見た目はクローバーに似ていますが、まったく別物で、
クローバーはマメ科植物で、根粒菌と言う土壌微生物を根に作り、 土壌改良に役立つのですが、カタバミにはそういう効果は無く、 うっかり鋤込んだりすると、ホウセンカに似たさやが爆ぜ、 瞬く間にそこらじゅうをカタバミだらけにしてしまうのです。 そういうわけで、しかたなくプチプチと草むしりです。
そんなカタバミですが、6月のこの時期は黄色いかわいい花をつけ、そこに
チョウチョやハチがやってきます。 人間にとっては「やっかいもの」でも、自然界には必要なのですね。